『無題』
2012-05-18


手前味噌な話で申し訳ありませんが...

その昔、KORG社の大ヒット商品で
『M1』というシンセサイザーがありましたが、
その第一弾の音色カードが『AKIRA』。
(確か...その年のベストプログラムカードとして
アメリカで表彰されたと思います)
これは当時、同社のデモンストレーターをしていた僕が作ったモノですが、
先日共演した田川(ヒロアキ)君は若い頃、
その『AKIRA』カードを使って音楽制作をしていたそうです。

『BOWWOW』山本恭司さんの息子さんで、
現在ボストンのバークリー音楽大学に通っている
山本真央樹君という非常に優れたドラマー兼作曲家がいますが、
彼は僕がかつて『Casiopea』の神保(彰)さんの
教則ビデオのために書いた曲が、
嬉しいことに、とても好きだと言ってくれます。
「僕のために曲を書いてください」とまで言ってくれます。
僕はかつて恭司さんの音楽から影響されました。
そして、今は彼の息子に僕が影響を与えているのです。

もう長年細々とミュージシャンをやらせてもらっていますが、
自分は売れっ子でもメジャーな存在でもありません。
しかし、そんな自分でも人知れず誰かに影響を与えているという事実。
誠に嬉しくも感慨深いものがあります...と同時に、
続けることの”意味”を改めて思い知らせてくれます。
そして、自分にパワーが与えられるのを感じます。

とにかく続ける。石にかじりついても続ける。
他人様から見ると「イカれている」のかも知れませんが、
50過ぎた今でも、自己実現への飽くなき渇望は、
自分を捕らえて離しません。

自分が正しかったかどうか...
死ぬ間際にきっと神様が教えてくれるでしょう。

思うがままに書いてみました。
m(_ _)m

コメント(全4件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット