『キース・エマーソン』
2016-03-12


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いつかこの日が来ることはわかってはいましたが...

僕ら世代のロックキーボーディストだったら、
誰もが憧れたと思います。
「俺は日本のキース・エマーソンになるんだ!」と
息巻いていた高校時代が懐かしいです。
彼の奏法、音楽性、生き様すべてから影響を受けました。
”アカデミックな知識と能力を持ってパンクをやる”ような
彼のステージングにも物凄く魅了されました。
自分が国立音大に進学したのも彼の影響でした。
テクニカルなロックキーボーディストは今も昔もいますが、
未だにELPの『Ladies & Gentlemen 』における
彼のピアノインプロビゼーションに肉迫出来るプレイは
他では聴いたことがありません。
なぜなら、他のプレイヤーは能力はあっても、
彼ほどにジャズやクラシックへの”愛”や、
造詣の深さが無いからです。
異なったジャンルを同列に並べられる事の出来る音楽家は、
フランク・ザッパと彼以外に知りません。

私事で恐縮ですが、(自分自身はどん底の時期ではありましたが)
2000年に遂にその”憧れのアイドル”と一緒に
ステージに立つことが出来ました。
クラシックとロックを融合するアイディアは
ロイ・ハーパーの助言がきっかけだとか、
ウィントン・ケリーが好きだとか興味深い話も聞けました。
この経験は自分にとって一生の宝でもあり、誇りです。
『キース・エマーソン』...真のロックキーボードスターであり、
真のオリジネーター。ありがとうございました。R.I.P.

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